刻まれていく家族の歴史

もうすぐ1歳になるかという頃、Aちゃんを里子として迎えたHさん夫婦。それからというもの、目まぐるしい毎日がスタートしました。乳児院での交流期間があったとはいえ、いきなり育児が始まったわけです。しかもハイハイ・つかまり立ちをし始めた頃だったので、迎え入れていきなり片時も目が離せなかったと言います。そんな中で徐々にではあるものの、「ああ、この子と親子になるんだな」と決意がより強いものになっていったと言います。

そして今も尚、日々家族の歴史が刻まれていっています。一緒にご飯を食べて、寝起きを共にして。それがもはや当たり前になり、初心さえ忘れてしまう程に普通に過ごしているのです。自分たちが望んで家にやってきてくれた、それだけでもよかったはずなのに、子どもが自分の想い通りにならず親子喧嘩をしたり。それもまたありふれた、けれどかけがえのない日常です。

Aちゃんを迎えた頃、近所へ挨拶に行ったHさん夫婦。すると、「私の兄も養子縁組里親なんですよ」「公務員だったので児童相談所に勤めてた事があるよ。おめでとう」と沢山の言葉をかけてもらったのだと言います。友人にも報告すると、「実は私も養子なんだよ」とか「母は継母だけど、私にとっては紛れもなく本当の母だよ」など、家庭の事情を打ち明けてくれる人もいたんです。自分たちが知らないだけで、家族の在り方っていうのは本当に多様なのだと再認識したのです。

⇨MAEMUKI ーポジティブ思考で不妊治療!! TOPへ⇦